※注釈資料 【韓国陸軍小史】


【韓国陸軍小史】

1945 年(昭和 20 年)9 月 8 日、沖縄に駐留していたアメリカ第 24 軍団が仁川に上陸、韓国に軍政を公布した。
米軍政庁には警備局があり、日本の総督府の警察組織を引き継いで治安維持に当たっていた。韓国国内は戦後の混乱期にあり、軍政庁は警察力を増強するための武力組織を作ることになった。

1945 年 11 月、軍政庁に国防司令部を設置。その下に軍事局が置かれた。軍政庁はこの軍事局の中に警察の予備部隊を編成するつもりだった。 予備部隊の幹部を教育し、米軍との意志疎通のための通訳将校を養成する機関、それが『軍事英語学校』だった。軍事英語学校は 1945 年 12 月にソウルで開講された。1946 年 3 月までに、この軍事英語学校を卒業、もしくは卒業扱いになった者が 110 名いる。この 110 名こそが韓国軍の第一陣であり、韓国軍創設メンバーなのである。崔泓熙総裁はその一員であった。1946 年 1 月、軍事英語学校にて幹部候補生を養成中に、『南朝鮮国防警備隊』が発足した。

1946 年 6 月、『朝鮮警備隊』と改称される。この警備隊司令部が後に陸軍本部となる。

1946 年 9 月、各指揮官に韓国軍人が任官し、それまで指揮官だった米国軍人は顧問となる。

1948 年 9 月、大韓民国成立を受けて、国軍が発足。警備隊は『陸軍』となる。

(軍事英語学校)   →   (警備士官学校)   →   (陸軍士官学校)


南朝鮮国防警備隊

朝鮮警備隊

韓国陸軍